東京スポーツに掲載された「第21回マイル争覇」のコラム。名古屋の幸村博之チーフ、笠松の石井、園田の中司トラックマンの皆さん、ご協力ありがとうございました。


独走4連覇!!伝説のマイル王キングスゾーン(名古屋)
短距離のスペシャリスト!!疾風イイデケンシン(園田)
 
大器晩成のレース巧者スマイリングフィル(園田)
 
北陸時の革命児!!巨砲トウショウガナー(金沢)
鞍上は名手花本!!一発屋エーシンエーヴァン(笠松)
ミラクル挑戦!!瀬戸内の核弾頭クラマテング(福山)
マイルの使者!!怒濤差しアドミラルサンダー(福山)
昨年4着!!瞬発力が光るアポロコマンダー(福山)
福山大賞典3着!!勝負強さのファイトオングラス(福山)
直線の刺客!!切れが光るユーガットテースト(福山)




2/6    9R    地方交流 サラ-オープン   1600     晴・良
キングスゾーン 514 −3 安部 幸夫 1.44.3 人気1
トウショウガナー 505 +11 吉田 晃 2馬身 人気3
10   エーシンエヴァン 505  0 花本 正三 アタマ 人気6
イイデケンシン 499 −4 木村 健 4馬身 人気2
  アドミラルサンダー 522  0 岡崎 準 2馬身 人気7
× クラマテング 508 +3  勝則 半馬身 人気5
スマイリングフィル 489 +14 川原 正一 クビ 人気4
  ファイトオングラス 455 −3 楢崎 功祐 4/3 人気9
  アポロコマンダー 492 −3 三村 展久 1馬身半 人気8
  ユーガットテースト 461 −5 片桐 正雪 2馬身 人気9

馬連 2−8 280  馬単 8−2 390 3連単 8−2−10 3530
S 前  6 8 2 9 4 1 10 3 5 7
3 角  (6 8) 2 10 1 9 4 3 5 7
4 角  8 6 2 10 9 1 4 3 5 7

予告どおり強引に飛ばすクラマテング
キングスゾーンも押して押してクラテングを追撃ルチカラ




 
「どんなことがあっても逃げるだけ逃げる。でないと勝つチャンスはない」と逃げ宣言の嬉騎手がクラマテングで玉砕ともいえる逃げを打つ。トップスタートを切ったキングスゾーンの安部騎手もスタートから押して押して一歩も譲らない。キングスゾーンの場合は単騎になると気を抜くタイプで他馬と併走に形が理想なのだ。強引なレースにみえたキングスゾーンだが、クラマテングがハイペースで飛ばせば飛ばすほどレースが楽なのだ。前2頭が飛ばし、金沢のトウショウガナーが絶好3番手ポジション。イイデケンシンも砂を被らずスムーズな追走で好ムードの流れだ。

向正からキングスゾーンが仕掛け気味にスパート
好位から満を持す金沢トウショウガナーは最高の流れ



 
 ハイペースで飛ばしたクラマテングに終始、キングスゾーンが絡んで行くスピード感あふれる流れ。クラマテングが4コーナーまで逃げたおかげでキングスゾーンにとってはおあつらえ向きの展開となった。見た目にはハッキリとペースは速かったが、こういった競馬がキングスゾーンが得意とするレースパターン。キングスゾーンめがけて三分三厘から金沢トウショウガナー、笠松エーシンエヴァンが馬場の外目を突いて猛追。4コーナーを過ぎ、直線で単騎先頭の形にキングスゾーン。「ポツリ1頭になると遊ぶので一瞬ヒヤリとした」とレース後の担当きゅう務員さん。あれだけ強引に動いて自分からレースを作りに行ったキングスゾーン。並みの馬なら直線で息があがるところだが、さすが伝説のマイラー。トウショウガナー、エーシンエヴァンに急接近されたところで二の脚を繰り出して逆に引き離しにかかったほど。4連覇のゴールまであと70b。直線の猛烈な叩き合いにスタンド騒然。「ウォー!!」という雄叫びにも似た大歓声がこだました。

フィニッシュは横綱相撲!!キングスゾーン
威風堂々の圧勝劇で4連覇の栄光ゴール



 
 体中に電流が走るほどの強さ。ラスト70bからは後続の追撃をあざ笑うかのように突き放しにかかり、瀬戸内のマイルに「4冠」という永遠のメモリーを刻んだキングスゾーン。黒い巨体を悠々しく躍らせ、104秒のVゴールを怒濤のごとく駆け抜けた尾張名古屋の千両役者。今年で9歳。が、キングスゾーンと年を取ってさらに進化、そんなムードさえ漂わせるほどの強靱なスプリントで福山のファン、全国から駆けつけたスタンドのファンにその強さを強烈にアピールしてみせた。最高のシナリオで最高のドラマ。キングスゾーンにとって生涯最高のパートナー、安部幸夫が魅せた!!
3月の高知「黒船賞」に挑戦状!!
まだまだ健在!!感動を刻んだマイルの名優

 
 激戦を物語る顔中、汗にまみれた安部幸夫。レース後、「ありがとう!!」と労をねぎらったオーナーと硬い握手を交わす安部幸夫騎手。まさにド迫力の騎乗、そして緻密な計算でキングスゾーンを4冠へと導いた桶狭間の闘将の瞳はダイヤモンドのごとく輝いていた。
結果「銀」でも納得の吉田晃トウショウガナー
キングスゾーン相手に一瞬脅かしたが…

 
 最高の流れだったが、最後はキングスゾーンに力で押し切られた金沢トウショウガナー。「あのパターンで負けては仕方ない。相手が強かった」と言わんばかりで結果2着に甘んじたものの、レース後はトウショウガナーの首筋をポンポンと叩いて労をねぎらった。もうひと絞りできていたならキングスゾーンにひとアワ吹かせていたかもしれないが…。
渾身の手綱!!花本正三エーシンエヴァン
直線馬場の大外からアワヤ2着のシーン



 
 2花本騎手と顔を合わせるのは4年ぶりか。益田→高知→笠松と渡り歩いていまもなお、豪腕ジョッキーとして君臨する花本正三。前評判はさほどでもなすかったエーシンエヴァンで後方待機から直線でアワヤ2着という大善戦。追い出してからのアクションは全盛時となんら変わらず豪快そのもの。今後も笠松での活躍が期待されるところだ。元気でがんばれ花本正三。近いうちに笠松に応援に行くぞ!!
キングスゾーン、3月の高知「黒船賞」に挑戦状
まだまだ健在!! マイル争覇5冠をめざしてGO



 
「きょうの走りは最高。9歳になりましたが、なんか7歳くらいの走りに感じるほどキングスゾーンは速くて強かった」と勝利ジョッキーインタビューに答える安部幸夫騎手。それにしても安部幸夫騎手、表彰式を終えてファンに花束を渡す時、車椅子の少年に握手を求められて快く応じ、手が届かないとみるや、フェンスに足をかけてまで車椅子の少年とガッチリ握手を交わした。そして最後は少年に向かって一礼するなど、なんとも感動的な光景に私、樋本デスクも胸が熱くなった。西田茂宏アナも「なかなかあれだけのことはできません。インタービューの受け答えはもちろん、人間性のすばらしさにも感動を覚えました」と安部幸夫騎手を絶賛。すべてに最高だったキングスゾーンと安部幸夫。来年も福山でキングスゾーンと安部騎手の名コンビを見られれば最高だ。





         目迫大輔          郷間勇         小杉亮
2R 福山・高知連携「騎手交流」第31戦
目迫大輔が決めた!!フォークダンス怒濤

 
  前走同様、スプリングヨーコーが先手必勝とばかりスタートから飛ばし、フォークダンスがスムーズに2番手。好位にヒルサイドフラワー、内々からウィルシャーと続き流れ。マイペースを守っていたスプリングヨーコーに高知から参戦の目迫フォークダンスが猛烈な勢いでスプリングヨーコーに3角過ぎから馬体を合わせにかかり、直線では先頭に躍り出るVパターン。一旦は完勝かと思われたフォークダンスだが、スプリングヨーコーも二枚腰で応戦。両馬の激しい叩き合いでゴールは完全に同体。写真判定の末、スプリングヨーコー、フォークダンスの1着同着で決着をみた。

 

4R 福山・高知連携「騎手交流」第32戦
好位のインから強襲の楢崎功祐!!ロングコロナ

  賞金控除で条件が大幅に緩和したアラブの快速エイケイボーイが復活を期しての逃亡策。これにウインドアスカ、ジェニーナ、そして好位のインからロングコロナ、馬場の大外から人気のヒシトリアーナが前の出方をうかがいながら、虎視眈々の構え。レースは終始エイケイボーイが主導権を握り、三分三厘からインを突いてロングコロナ、ヒシトリアーナも自慢の末脚でグイグイと先団に迫る。逃げに逃げるエイケイボーイだったが、ラスト100bでロングコロナがエイケイボーイ復活の野望を打ち砕く必殺の一撃。瀬戸内のマーベラスハンター楢崎功祐が戦慄のパワー騎乗でファンを魅了した。
5R 福山・高知連携「騎手交流」第33戦
30戦目(福山)の初勝利!!アーバンマーメイド

 テールバインダーが絶好スタートで先手を奪い、オブリマミー、イチフジが好位グループを形成。人気のナイスウィザードは中団のインという厳しい流れを強いられ、レースパターンが最悪。ペースはテールバインダーで直に入ってもしぶとい脚で応戦。が、ラスト50bから馬場の大外を突いてアーバンマーメイド、ナイスウィザードがケタ違いの切れで逃げるテールバインダーを捕らえにかかる。ゴール前はきわどい勝負になったが、アーバンマーメイドがナイスウィザードの猛追をハナ退け、惜敗続きに断。福山転入後、30戦にして待望の初勝利ゲット。





昨日より短期移籍ジョッキーとして瀬戸内デビューを果たした菅原俊吏騎手の第4戦。
金沢の快速タケノチャンスで福山初勝利なるか注目の一番だったが、トップスタート
を切り、道中マイペースに持ち込んでの逃亡策。向正からピッチを上げ、後続との差を
広げにかかる菅原俊吏タケノチャンスだ。
独走フィニッシュ!!菅原俊吏「瀬戸内初V」決めた



 福山4戦目にして本領発揮の菅原俊吏。道中落ち着き払った華麗な逃げで
スタンドに詰めかけたファンを魅了させた「みちのくの革命児」。パーフェクトの
逃げがキラリと光った。

ゴッド岡本の名解説「グッドタイム」 





 第20回マイル争覇で大盛り上がりの福山競馬。朝からファンの出足もよく、3階来
賓室で行われたゴッド岡本氏による「グッドタイム」も福山競馬を一日楽しもうといフ
ァンで大盛況。昨日も準パーフェクト予想でファンをうならせたゴッド岡本さん。天才カ
ンピューターの名予想がきょうも大爆発か。「グッドタイム」は団体20名からOK。ゴ
ッド岡本が一日中、福山競馬を楽しませます。もちろん損はさせません!!