先週土曜のロッキーラクーンで2000勝へリーチをかけた嬉勝則騎手が4日、
3レースのレオファンタジーでついに大記録を達成。リーチから11戦目、渾身の
手綱で衝撃のフィニシュを華麗に演出した。先月1日の赤岡修次騎手に続く、
史上84人目、現役では38人目の快挙だった。

スタート絶好!!レオファンタジー
サクラオイデの2番手から大名マーク




 ゲートの扉が開くと同時に勢いよく飛び出したレオファンタジー。行く馬がいな
ければオレが行く!!と言わんばかりに嬉騎手は激しく手綱をしごいてレオファンタ
ジーの闘志を奮い立たせた。最内枠から先手を主張したサクラオイデにハナを
譲ったが、2番手の外という絶好のVパターンだ。
向正から一気ピッチを上げる嬉勝則
レオファンタジー、3角過ぎに早くも先頭



 嬉騎手の気迫にレオファンタジーも鋭く反応した。GO指令は3コーナー手前から。
逃げに転じたサクラオイデを一気に抜き去り、4コーナー手前ではナイストリップ、ド
リーヴァーテンを大きく引き離して早くも独走態勢。
無人の野を行く嬉勝則レオファンタジー
歓喜のVゴール!!ガッツポーズが飛び出した




 すべてにパーフェクトだった。スタートも絶好なら、仕掛けるタイミングも見事に
決まって後続を圧倒した嬉勝則レオファンタジー。それでも直線、嬉騎手はレオ
ファンタジーの手綱を緩めることなく、持てる力を思う存分出し切った。歓喜の
フィニッシュライン。その瞬間、嬉騎手はガッツポーズでスタンドからの大声援
に応えた。夢にまで見た2000勝ジョッキーの仲間入り、まさに戦慄の81秒。砂
の貴公子、嬉勝則が魅せた。
2000勝はあくまで通過点!!
嬉勝則「 オレは闘い続ける」



「ゲートがきれいに決まったし、馬も行く気になっていた。逃げられれば逃げようとも
思ったが、楢崎くん(サクラオイデ)が抵抗したので無理せず、2番手に引き下げた。
レオファンタジーは反応、手応えとも抜群だったので3コーナー手前から勝負を賭け
た。あとは馬の力を信じて乗っただけ。レオファンタジーのパワーは期待以上だった。
2000勝を成し遂げられたのはファンの皆様の暖かいご声援があればこそ。ボクに
とって2000勝は単なるひとつの通過点だった思っている。自分自身を鍛え直して
さらに精進するつもり。これからもご声援よろしくお願いします」   嬉 勝則



    



12/4   10R    サラ3歳上−オープン   1800     晴れ・重
ナリタチャレンジ 509 +2 三村 展久 1.57.2 人気1
コロネット 454 +2 周藤 直樹 1馬身半 人気3
ヒルノラディアン 442 +4 松井 伸也 1馬身半 人気2
  グラスレジェンド 500 −11 楢崎 功祐 2馬身半 人気6
× ユーガットテースト 474 +2 片桐 正雪 クビ 人気5
フェアームーラン 481 −2 渡辺 博文 クビ 人気4
  ムサシボー 448 −4 黒川 知弘 1馬身 人気7
  マルサンサイレンス 471 −1  岡田 祥嗣 3馬身 人気8

馬連 1−6 200 馬単 6−1 340 3連単 6−1−5 660
S 前 1 5 7 3 8 4 6 2
3 角 1 5 7 8 6 3 2 4
4 角 1 5 6 7 8 2 3 4



ブービー待機に徹するナリタチャレンジ
大逃げでチャレンジに対抗のコロネット




 一昨日からスタートした韓ドラ「クリスマスに雪は降るの?」もかなり見応えがあり
そうだ。これほど韓ドラにハマるとは全く思ってもみなかった。ただ今回は日本語の
吹き替え版というのが気に入らない。韓国語で字幕スーパーを楽しみにしていたの
だが…。興味のある方は一度、ご覧になってみて下さい。メインは福山大賞典のト
ライアルレースで1〜3着に優先出走権。注目はもちろん1月3日の本番で打倒ク
ラマテングをめざすナリタチャレンジだ。典型的なスタミナ派で2600bの長丁場は
おあつらえ向きの脚質。そして単に追い込むだけではなく、自分から動けるクレバ
ーさを兼ね備えている。いずれにしてもトライアルでどんな走りを演じてくれるのか、
興味津々だ。そのナリタチャレンジだが、ブービー位置に構え、三村騎手は手綱
を押さえたまま。前回はケガで佐原騎手に騎乗を譲ったが、転入緒戦で確かな感
触を掴んでいるせいか、余裕十分のブービー追走だ。ペースを支配したのは予想
どおりコロネットでヒルノラディアンの松井騎手はスタートから気合注入で2番手と
いう積極果敢な競馬。コロネットに独り旅は許さないとばかりに先行の形を取った
が、コロネットはお構いなしに1周目のスタンド前から2馬身近いセーフティーリード
を保っての逃げ作戦だ。
ゆったりとしたペースで逃げるコロネット
ナリタチャレンジは向正からようやくスパート




 2角ではコロネットに10馬身近くのビハインドを余儀なくされたナリタチャレンジだが、
向正にさしかかると三村騎手の手が徐々に動き出し、追撃開始。が、3コーナー手前
ではまだ8馬身の後方。コロネットの逃げをヒルノラディアンが追いかける形で前2頭
が後続を大きく引き離し、スタンドは騒然。いかに終い切れるとはいえ、ナリタチャレン
ジにとってはかなり過酷なレースを強いられそうだ。好位をキープしていたフェアーム
ーランはここで手応え一杯。5番手からスルスルとインを突いてグラスレジェンドが急
接近だ。
逃げ込みを図る周藤直樹コロネット
3角から凄まじい脚のナリタチャレンジ




 冬場になって体力アップが際立つコロネットのスピードが衰えない。1800はコロネ
ットにとって長いが、それでもバッタリ止まる気配はなく、ナリタチャレンジは大苦戦。
直線さしかかってなんとか4馬身、3馬身と差を一気に詰めてきたが、コロネットも
しぶとい2番手をキープしていたヒルノラディアンはラスト200のハロン棒を通過した
時点で脚色が衰え、レースは完全にコロネット、ナリタチャレンジの一騎打ちと化した。
二枚腰で応戦のコロネットだったが…
37秒7の切れでナリタチャレンジ強襲



 ラスト100b。それはまさに稲妻の形容がふさわしいナリタチャレンジ怒濤の追い
込みだった。ゴール50b手前でコロネットに馬体を合わし、一瞬のうちに抜け出した
パワーと切れは絶品の一語だった。顔中を泥だらけにしながら、ナリタチャレンジが
上がり37秒7というとてつもない脚で大賞典Vへ名乗りを上げた。新春を彩る夢の
瀬戸内グランプリまであと1カ月。ナリタチャレンジはきっとでっかい勲章を掴むと私
は確信する。ストップ・ザ・クラマテング大賞典連覇へGOだ。
早くも心は大賞典!!三村展久
ナリタチャレンジで天下を獲る!!


 馬の力を信じていなかったら、あれだけ冷静には乗れない。コロネットの逃げに
幻惑されて早めに動きすぎていたなら、あれだけの脚を使えたかどうか。ナリタチ
ャレンジの切れに自信を持って乗った三村騎手ならではのスーパー騎乗ともいえ
なくはない。もっともナリタチャレンジ陣営にとってここはあくまで通過点であり、
馬体に余裕を残した仕上げ方であったことも確か。本番ならさらにバージョンアッ
プは間違いがなく、三村騎手も大賞典獲りへ確かな手応えを掴んだはずだ。
◇きょうのレースハイライト◇
9R 衝撃の瀬戸内初陣!!岡崎も絶賛
カゼノコウテイ規格外の破壊力で独走



 道営記念4着でホッカイドウ競馬を代表する歴戦の勇者カゼノコウテイが注目の初陣。
1周目の4コーナーから早々とエンジンが掛かり、スタンド前から強引にハナを制したエ
ンジェルブレスの2番手を持ったままでマークし、勝負どころの3コーナーからはパワー
でネジ伏せて噂どおりのベールを脱いだ。勢いづいてからの破壊力、スタミナは規格
外。福山大賞典には出走権がないが、2012年は福山で旋風を巻き起こすことだけは
間違いなさそう。次走のレースが注目されるところだ。