12/11   11R    サラ3歳オープン   1800     晴れ・重
フレアリングマリー 434 +11 楢崎 功祐 1.58.0 人気1
サンダーストラック 491 −5 岡崎 準 3馬身 人気2
キタイセシャトル 484 +1 山田 祥雄 クビ 人気3
× クールテツマル 490 −6 三村 展久 3馬身 人気5
  ムツミマックス 501 +11 池田 敏樹 クビ 人気7
10   アポロジェニー 454 +1 永森 大智 4馬身 人気9
ウーシエンダー 488 +7 渡辺 博文 アタマ 人気4
  ムジョウ 495 +3  松井 伸也 1馬身 人気10
  ユルミルチカラ 425  0 嬉  勝則 1馬身 人気6
  マルサンライナー 64  +1 岡田 祥嗣 9馬身 人気8

馬連 2−7 330 馬単 2−7 590  3連単 2−7−1 1520
S 前 3 9 1 4 7 2 5 10 8 6
3 角 3 9 7 1 2 4 5 10 8 6
4 角 7 2 3 1 4 5 8 9 10 1



ゲート立ち遅れのサンダーストラック
フレアリングマリーは中団に構えて盤石





 今週は大忙しだ。17日には高知で連携初の重賞競走「第1回久松城賞」(1400)
が行われ、私は高知へ取材に…。その夜はいつもお世話になっている福ちゃん出版
社のスタッフと会食をし、日曜は私用で四国にとどまる予定。したがって日曜のホー
ムページは割愛させていただきますのであらかじめご了承を…。なお、第1回久松城
賞は月曜日アップに予定です。もちろん月曜のレディースジョッキーシリーズ2011も
バッチリとアップしますのでお楽しみに。さて、いよいよ3歳のラストステージ「第38回
福山王冠」。フレアリングマリーが重賞4連覇を果たすか、距離自信を持つウーシエン
ダーか、あるいは大物3歳として福山2戦目から2連勝して意気上がるサンダーストラ
ックか。いずれにしても激しい戦いになりそうだ。 ゲートの瞬間、サンダーストラックが
大きく立ち遅れてスタンドがどよめいた。予想どおりクールテツマルがアドバンテージ
を取り、マルサンライナー、キタイセシャトル、ユメミルチカラが好位グループを形成。ゲ
ートで致命的な不利のあったサンダーストラックだが、二の脚で1周スタンド前からスル
スルと中団まで進出。その直後にフレアリングマリーが構える流れ。楢崎功祐はサンダ
ーストラックを徹底マークの作戦か。


向正から早々と動いたサンダーストラツク
楢崎フレアリングマリーもGO指令だ




 2角まではゆったりとした流れだったが。向正にさしかかると俄然、レースは急速
に動いた。岡崎のサンダーストラックが早々とスパート開始で先団に激しく詰め寄り、
フレアリングマリーもサンダーストラックの動きを見極めて追撃開始だ。一気に流れ
が速くなり、縦長の隊列が一気に団子状態に…。
3角先頭で流れ込み狙うサンダーストラック
馬場の外から鬼脚全開フレアリングマリー


 イチか、バチかの勝負に出て3角から凄まじい脚で先頭に立ったサンダーストラック。
そしてフレアリングマリーの楢崎功祐もここぞとばかり、1頭違う脚色でサンダーストラ
ックの外から容赦ない強襲だ。必死に荒々しく手綱をしごく岡崎準だったが、フレアリ
ングマリーに馬体を併された瞬間、勝利をあきらめるしかなかった。凄まじい轟音が
スタンドに轟きわたる。一騎打ちからフレアリングマリーの独走はファンの誰の目にも
明らかだった。
まさに赤い恐怖!!直線大独走
楢崎功祐だフレアリングマリー




 3000勝まであと「18」と迫ったアーティスト、岡崎準もフレアリングマリーの恐るべき
底力に舌を巻くしかなかった。大胆不敵な騎乗でフレアリングマリーにひとアワ吹かそう
と渾身の力をこめた岡崎の手綱もフレアリングマリーの前に直線100bでタオルを投げ
ざるを得なかった。その差が1馬身、2馬身、3馬身…。まさに赤い恐怖の形容がふさわ
しいフレアリングマリーの鬼脚だ。
スタンド熱狂の独走フィニッシュ!!
フレアリングマリー歓喜の独走重賞4連覇


 Vゴールは余裕しゃくしゃく。楢崎騎手はフレアリングマリーの闘争心を押さえるの
に苦労したほど。後続の足音が遠のく3馬身。「同世代では敵なし!!」と絶叫した西田
茂弘アナのひと言がすべてを物語っていた。福山チャンピオンシップ、福山3歳牝馬
特別、鞆の浦賞に続く重賞4連覇。強い、とにかく強い!!そのパワフルで勝負強い脚
に福山のスタンドが震えた。
福山大賞典Vを睨む天才娘
1月3日、フレアリングマリーの挑戦に熱視線


 1月3日の福山大賞典はフレアリングマリーの挑戦で盛り上がりそうだ。クラマテングの連
覇を阻止すべく、瀬戸内の新魔女が最強ステイヤーの座に挑む。そして那俄性厩舎のナリ
タチャレンジも虎視眈々と政権奪取を狙っている。オープンではまだ実績のないフレアリング
マリーだが、天性の勝負強さとスタミナでミラクルを演出するか。1月3日が待ちきれない

結果2着でも魅せた!!サンダーストラック

 
ストップ・ザ・フレアリングマリーは夢物語に終わったが、潜在能力の非凡さを
強烈にアピールしたサンダーストラック。ゲートの悪癖さえクリアできればオープン
級の出世は確実。大器晩成型のサンダーストラックの今後に注目だ。

1R おはようモーニングとく戦 C1(三)
カゼノコウテイ規格外の破壊力で独走



 道営記念4着でホッカイドウ競馬を代表する歴戦の勇者カゼノコウテイが注目の初陣。
1周目の4コーナーから早々とエンジンが掛かり、スタンド前から強引にハナを制したエ
ンジェルブレスの2番手を持ったままでマークし、勝負どころの3コーナーからはパワー
でネジ伏せて噂どおりのベールを脱いだ。勢いづいてからの破壊力、スタミナは規格
外。福山大賞典には出走権がないが、2012年は福山で旋風を巻き起こすことだけは
間違いなさそう。次走のレースが注目されるところだ。

1R おはようモーニングとく戦 C1(三) 1250
永森鞍上でフェドゥネージュ10連勝



  手首骨折で今年中の騎乗が絶望的となった片桐騎手に代わり、高知の永森騎手が
フェドゥネージュに騎乗。きょう勝てば10連勝という2ケタ連勝がかかる重要な一戦だっ
たが、プライズオブガールの2番手に構え、3コーナーからはスピードレベルの違いで永
森大智が10連勝ゴールを華麗に乱舞。「コーナー、コーナーでモタつく面はあるが、資質
はかなりのもの。大物感漂う牝馬」とフェドゥネージュの強靭スプリントに舌を巻いた。
「まだデビューから一度も仕上げたことはない。いつもキャンター1周のみで使っている。
まともに仕上げられたら…」と徳本師もフェドゥネージュに寄せる期待は大きい。どこまで
連勝を伸ばすのか、そのスピードは計り知れない。
5R ガーベラ特別  B2(二)
楢崎ディープドリーム大苦戦もV5ゲット


   4歳の秘密兵器ディープドリームが苦しみながらも、4角で先頭に立ったシルクファラ
オを力でネジ伏せて5連勝をマーク。それでも楢崎騎手に笑顔はなかった。「道中の反応
が悪くて一旦はどうなるかと…。なんとか勝ったが、課題を残した一戦」とコメントはあくま
でシビアだった。あるいは連戦の疲れが出てきたのか。それでも負けなかったあたりがデ
ィープドリームの資質だ。

6R ターコイズ特別 B1・B2(一)
1250不得手も力で粉砕グラスヴィクターV6


 転入から5戦土つかずのオープン候補グラスヴィクターが6レースに登場。ゲートの中
でゴソゴソするタイプで1250不向きのイメージが強いが、2番手マークから執拗に食い
下がるサクラアドバンスを直線半ばで捕らえて連勝を「6]に伸ばした。内容的には不満
の残る一戦だったが、そのパワーは賭け値なしに一級品。一日も早いオープン挑戦が
待たれるところだ。
2歳戦のレース結果(12月11日)


衝撃の初陣飾った好素質シラクサ

7R  サラ2歳・2組 1600  晴れ・重  レース結果
シラクサ 楢崎 功祐 1.48.4
  ガラージュ 池田 敏樹 1馬身半
マンボスペシャル 嬉  勝則 3馬身
チェックアイ 佐原 秀泰 2馬身
  ノールファンデヴー 岡崎 準 2馬身
アツヒメ 周藤 直樹 1馬身半
  ナカドイカフェ 藤本 三郎 6馬身
× エフエルマドンナ 渡辺 博文 6馬身

1角  1−7 8 5 4 2 3 2
2角  1−7 8 5 2 6 4 3
3角  4 8 7 5 6 2−4 3



ゲートの瞬間、人気の中心シラクサが1頭だけ取り残されてスタンドが騒然。が、二の
脚ですぐさま3番手に取り付き、大逃げを打ったノールファンデブー、絶好2番手を追う
流れ。逃げに逃げまくるノースファンデブーは向正まで後続に101馬身近いセーフテ
ィリードを保っていたが、3角を過ぎると一気にペースダウン。シラクサがセンスの違い
で逃げるノースファンデヴーを3コーナー過ぎて並ぶ間もなく交わすと、あとは完全な
独走劇。競走レベルの違いをまざまざとみせつけ、豪快に初陣Vを飾った。体つきが
スリムで出来としては七、八分にしか映らなかったシラクサだが、それていてあの凄
みある勝ち方。状態がパンとしてくれば3歳オープンでも互角以上に渡り合えそうな好
素質だ。




クーヨシン痛恨!!連勝「5」でストップ
アグリノキセキ2番手から
鼻差V

7R  サラ2歳・2組 1600  晴れ・重 レース結果
アグリノキセキ 岡崎 準 1.47.74
クーヨシン 佐原 秀泰 ハナ
トールキング 岡田 祥嗣 クビ
× ベネチアメンフィス 渡辺 博文 2馬身
  シゲノチコク 黒川 知弘 6馬身
オブリラブ 嬉  勝則 アタマ
  マルサンラブリー 松井 伸也 5馬身
  スリリングポップ 藤本 三郎 7馬身
  ゴールドエレガンス 三村 展久 アタマ

1角  5 9 2 8 4 6 1 3 7
2角  9 8 6 2 4 3 5 1−7
3角  9 8 2 6−4 3 1 5 7

出負けで窮屈な流れを強いられるクーヨシン
アグリノキセキも立ち遅れて2番手追走



 クーヨシン、アグリノキセキはスタートのタイミングが合わず、クーヨシンは内々の
窮屈な流れでかなり厳しい展開を強いられる。一方、アグリノキセキはハナをゴー
ルドエレガンスに譲り、デビューから初の2番手競馬。人気両馬の思わぬ流れに
スタンドがどよめいた。
向正からアグリノキセキが動いた
クーヨシンは依然として最悪のパターン



 意表を突く逃げを打ったゴールドエレガンスだが、向正で早くもギブアップ。ここ
からアグリノキセキが先頭に躍り出てリズムをつかむ。クーヨシンは内々でかなり
もがいている。これでは外へ出せない。直線まで待つしか打つ手はなさそうだ。
V獲りピンチのクーヨシン、果たして地力でどこまでカバーできるのか…。
岡崎アグリを追う岡田トールキング
クーヨシンは手が動き出し、絶体絶命



 アグリノキセキに狙いを定めていたトールキングは2角からスッと2番手に進出。向
正から先頭に立ったアグリノキセキを執拗に追い詰める。クーヨシンは向正から佐原
騎手の手が激しく動き出し、脚色に余裕がない。外からベネチアメンフィスにも詰め寄
られ、絶体絶命のピンチだ。直線1ハロンで熱き血の傑作の恐るべき破壊力を駆使
することができるか…。
スピード全開アグリノキセキVへ加速
直線はトールキングとの一騎打ち



 直線逃げ込みを図るアグリノキセキに、トールキングが激しく抵抗。クーヨシンも
直線では馬ゴミから解放され、二枚腰で応戦。それでも前2頭の脚色は衰えない。
デビュー2戦目から無敵を誇ったクーヨシン。3着に泣いてしまうのか…。
クーヨシン渾身の追い上げもハナ届かず
アグリノキセキ一杯一杯の流れ込み



 ラスト50bでの爆発力はさすがだったクーヨシンだったが、スタートからのロスが
大きく響いた。それでも最悪のパターンからアグリノキセキには僅かハナ差。まとも
な競馬ならクーヨシンに軍配が上がっていたレースだ。この一戦のクーヨシンとって
収穫は大きい。破れはしたものの、クーヨシンの強さが浮き彫りとなった。一方、
アグリノキセキも2番手競馬で勝ち切ったのが大きい。いずれにしても2週間後に
行われるヤングチャンピオンはこの両馬の激突となりそうだ。
嬉勝則「2000勝記念セレモニー」



 騎手5名(黒川、周藤、松井、三村、永森)によるサプライズセレモニーにスタンドが
沸いた。なんと全員が騎手服の下に嬉騎手の騎手服を着替えていたのだ。これは嬉
騎手にも知らされていなかったため、本人もビックリ仰天。この演出を考えたのはクリ
ーンヒット。考案者は騎手会長の黒川知弘だという。福山競馬も捨てたものじゃない。




 今週の東スポは紙面の都合で嬉騎手、2000勝達成のコラムが掲載できなかっ
たが、1週間遅れで次週の日曜版で掲載されるそうだ。「ボクがここまで来れたの
はファンの皆様のご声援があればこそ。これからも一戦、一戦を大事に乗ってファン
の皆様にいい作品をお見せしたい」と新たな決意を語る嬉騎手。めざせ2500勝、
そして3000勝!!