12/19   9R    アフロディア賞  1250     曇り・良
ハッピーリボン 412 −3 下村 瑠衣 1.23.3 人気5
ケリーズラブ 427 +7 山本  茜 1馬身半 人気2
ギータ 445  0 皆川 麻由美 ハナ 人気1
× エムオーネイチャ 477 +2 岩永 千明 半馬身 人気4
ポッカポカ 477 +5 別府 真衣 1馬身半 人気3
  トモノスイング 415 +2 増沢 由貴子 1馬身半 人気6

馬連 1−3 2830 馬単 1−3 6280 3連単 1−3−4 13800
S 前  1 2 6 5 3 4
3 角  1 2 6 5 3 4
4 角  1 2 6 5 3 4

好発からスムーズな逃げ
下村瑠衣ハッピーリボン快調な逃げ




 感動を胸に刻む女帝伝説のエピローグ。この福山ラウンドを最後にレディースジョッ
キーズシリーズ休止が決定したのはあまりにも残念。全国のファンを魅了し続けてき
たレディースジョッキーズシリーズ。赤い伝説の最終章をこの目に焼き付けようと月曜
日にしてはファンの出足は好調だった。注目の第1戦、予想どおりハッピーリボンが
絶好枠から勢いよく飛び出した。鞍上は盛岡ラウンド、荒尾ラウンドで計18ポイント
とテールエンドの屈辱を晴らすべく、闘志満々で福山へと乗り込んできた下村瑠衣。
スローの逃げに持ち込み、ハッピーリボンを気分よく走らせている。別府真衣のポッカ
ポカが絶好2番手、断然人気のギータは気難しい一面を出しながら、しんがり追走と
いう思わぬ展開にスタンドが大きくどよめいた。
ペース衰えないハッピーリボン


 ハッピーリボンの逃げを別府真衣のポッカポカ、岩永千明のエムオーネイチャが
射程圏内に入れ、しんがり追走だった皆川麻由美のギータもようやくエンジンが
掛かり、追撃態勢を整える。先頭のハッピーリボンからしんがりのギータまでは僅
かに5馬身。直線は大激戦となりそうなムードだ。



直線でハッピーリボン驚異の二枚腰
無我夢中!!下村瑠衣の渾身手綱が勝利呼んだ






 一旦は後続に飲み込まれる流れだったハッピーリボンだが、下村瑠衣は3角で
一旦ペースダウンし、スタミナを温存していた。4角から再び突き放し、直線では
一段とスピードアップして決定的な差をつけてVゴールを直撃だ。白い帽子と白い
馬体が独走ゴールに吸い込まれた瞬間、福山のスタンドから「ウォー!!」という地鳴
りのような大歓声が高々とこだました。下村瑠衣にとっては歓喜の瞬間、レディー
スジョッキーズシリーズ5戦目にして夢にまで見た栄光ゴールだった。

「馬にお願い!!お願い!!」と心から叫びました
興奮さめやらぬ18歳の少女が流した涙
まさに感動のVゲット!!下村瑠衣





 最高のシナリオで最高のドラマ。つぶらな瞳から流れ落ちる涙、下村瑠衣は興奮
さめやらぬ表情で報道陣の問いに涙声で答えた。「もう無我夢中。ハッピーリボン
にお願い!!お願い!!と心から叫びました。そしたらハッピーリボンがそれに応えて
くれて伸びてくれました。とにかく嬉しいです。ここまでがんばった甲斐がありまし
た」と下村瑠衣騎手。パーフェクト逃避行は見事の一語に尽きた。






12/19   9R    ニケ賞  1800     晴れ・良
セトウチダイヤ 412 −3 下村 瑠衣 2.00.2 人気5
ラド 487 +6 別府 真衣 ハナ 人気1
メイショウユウカ 451 +4 増沢 由貴子 1馬身半 人気2
× ハカタアレイオーン 491 +3 山本 茜 4馬身 人気4
ビクトリーヒマワリ 423 −4 岩永 千明 アタマ 人気3
  メイショウチュラマ 453  0 皆川 麻由美 8馬身 人気6

馬連 1−3 950 馬単 3−1 3610 3連単 3−1−2 8280
S 前 4 5 2 6 3 1
3 角 4 5 2 6 3 1
4 角 2 3 1 5 6 4 


別府真衣ラドはしんがりからの追走
絶好位メイショウユウカが逆転に虎視眈々




 ゲートの一完歩が甘いこともあるが、ラドが離されたしんがり位置とは予想だに
しなかった。逃げるメイショウチュラマからは10馬身近いビハインド。あるいは別府
真衣は馬の力を信じ切っていつでもスパートできるという算段だったのか。2番手
にビクトリーヒマワリ、そして逆転打を狙うメイショウユウカはバラけた3番手位置で
流れは最高。ハカタアレイオーンも砂を被らない位置で岩永が昨年の荒尾再現とば
かり、満を持している様子だ。第1戦で歓喜のV獲りを演じたセトウチダイヤは立ち
遅れ気味からブービー追走。流れとしては最悪だったが…。




 向正にさしかかると徐々にペースに変化が現れてきた。大きく離されたしんがり
からラドの別府真衣がじわじわと先団に接近、それでもまだ先頭とは6馬身後方。
好位の外からメイショウユウカがピッチを上げてスパート開始。増沢由貴子の手綱
にも余裕があり、私はこの時点で増沢由貴子のメイショウユウカが第2戦を制する
と確信したのだが…。


4角先頭から逃げ込み図る増沢ユウカ
別府真衣ラドもようやくエンジン全開だ



 4角手前から増沢由貴子メイショウユウカが一気に先頭へ躍り出て流れ込みを
図る。が、ここでようやくラドもパワー全開。別府真衣が手綱をグイグイ押して先頭
3馬身という射程圏内まで取りつき、最後の1ハロンに賭ける。そして内からスル
スルと下村瑠衣のセトウチダイヤも急接近。
直線の大ドンデン返しでスタンド熱狂!!
下村瑠衣が瀬戸内で豪快に2連勝





 直線でメイショウユウカを強烈な脚で捕らえた別府真衣のラド。スタンドの誰しもが
別府真衣のVを信じて疑わなかった。が、ここで衝撃的なドンデン返しが待ち受けて
いたとは…。インから凄まじい脚でセトウチダイヤの強襲だ。それでも脚色は断然
ラドが勝っている。別府真衣がゴールでセチウチダイヤを捕らえようとした瞬間、セト
チウチダイヤが修年のひと伸び。ゴール前はかなりきわどくなったが、体勢は完全
にセチウチダイヤだった。なんと下村瑠衣、福山の最終ラウンドで炎の2連勝。こ
んな快挙、誰が予測しただろうか…。
「母に速く報告したいです」涙の下村瑠衣



 さすがに涙を抑えることができなかった。 デビューしたての18歳、それが永遠のメモ
リーとなる福山ラウンドでの2連勝。「母は涙もろいのできっと放送を見て号泣している
はずです。速く北海道へ帰って母に福山で2連勝しちゃったと報告したいです。もう最高
というか、信じられない気分です」涙声の下村瑠衣騎手。おめでとう!!




 福山のファンに感動と勇気を与えた下村瑠衣騎手。その笑顔はさわやかだった







 ラドで勝ってスッキリ優勝を決めたかったのが本音の別府真衣。山本茜と65
ポイントで1位を分け合ったが、第2戦で着順上位が優先される規定で別府真衣
が優勝をさらった。「高知の次に福山が好きだし、これからもチャンスがあれば
福山での騎乗を楽しみにしています。これからもご声援、よろしくお願いします
」と別府真衣。福山でも絶大なる人気を誇る別府真衣。赤い伝説の最終章を
見事に締めくくった別府真衣。南国土佐に妖精に惜しみない拍手を贈りたい。
もっと感動する文章にしたかったのですが、ちょっと時間が…。あすには17日、
高知で行われた「第1回久松城賞」をアップします。お楽しみに…。