12/25   11R    サラ2歳−オープン  1600     曇り・良
クーヨシン 445 +1 佐原 秀泰 1.48.9 人気2
トールキング 451  0 岡崎  準 4馬身 人気3
オブリラブ 443 +3   勝則 3馬身 人気5
10   ガラージュ 411 +4 池田 敏樹 馬身半 人気7
× カンピオーネロサ 467 −1 楢崎 功祐 2馬身半 人気4
アグリノキセキ 478 +1 渡辺 博文 3馬身 人気1
  エイシンホース 428 +1 山田 祥雄 4/3 人気7
  シゲノチコク 451 −7 黒川 知弘 半馬身 人気6
  ゴールドエレガンス 467 −6 三村 展久 5馬身 人気7
  ナカドイカフェ 403 +8 藤本 三郎 大差 人気10

馬連 3−7 390 馬単 3−7 390  3連単 3−7−5 2920
S 前 3 6 5 10 7 8 2 1 9 4
3 角 3 7 5 6 10 8 2 1 9 7
4 角 3−7 5 10 6 2 1 8 9−4

 ゲートがスムーズに決まったクーヨシン
アグリノキセキは致命的な立ち遅れ




 きょうの有馬記念、3歳のオルフェーヴルがブービー追走から直線矢のような脚
で怒濤V。あの強さはまさに驚愕としかいいようがない。おそらく来年は海外遠征
で日本中の競馬ファンを熱狂させてくれるはすだ。そして引退が決まっていたブエ
ナビスタは絶好位置からの失速。ラストランは残念な結果に終わったが、今後は
繁殖牝馬の目玉として優秀な仔を世に送り出してほしいものだ。お疲れ様、ブエ
ナビスタ。福山競馬2011年のオーラスは2歳王を決定するヤングチャンピオン。
熱き血の傑作クーヨシンが有終の美を飾るのか、前走の再現を狙うアグリノキセ
キ、そして成長著しいトールキング、距離2走目でオブリラブも黙ってはいない。
一体、どんなシナリオが待ち受けているのか。ペースを支配するのはアグリノキ
セキか、あるいは3番枠を引き当てたクーヨシンが強引にでも行くのか、興味深
いレースの流れだったが、ゲートの瞬間、アグリノキセキが大きく立ち遅れてスタ
ンドが騒然。後方に取り残され、この時点でジ・エンド。アグリノキセキとは対照的
にクーヨシンはスムーズなゲートで楽々と主導権。2番手にシゲノチコクを引き連
れて悠々自適の逃げに打って出る。


佐原が持ったまま!!手応え抜群クーヨシン
向正からトールキングが徐々にピッチを上げて…





 アグリノキセキが立ち遅れたこともあり、クーヨシンにとってはこれ以上は望めない
流れ。クーヨシンのペースを攪乱する馬が見当たらない。道中、佐原騎手の手綱は
ピクリとも動かず、馬任せに乗っているだけ。向正にさしかかると後続各馬の手が
激しく動き出したが、クーヨシンはまるで攻め馬と錯覚するような手応え。こうなって
くると打倒クーヨシンをもくろむトールキングは自分からレースを作らざるを得なかっ
た。クーヨシンに少しでも早く追いつこうと岡崎騎手が気合注入で追撃態勢。アグリ
ノキセキはスタートからブービー位置で完全に戦意喪失の形だ。
クーヨシンにトールキングが急接近
それでもクーヨシンはビクともしない!!




 トールキングの岡崎騎手はイチか、バチかの戦法に打って出た。捨て身ともいえる
スパートでクーヨシンを追い詰め、直線入り口では一気に捕らえるにかかるほど、凄
まじい気迫で応戦。が、勝負はすでにスタートから決していた。絶好のスタートでハ
ナを制し、独り旅に持ち込んだクーヨシンは道中スタミナを温存し、トールキングが
来るのを佐原騎手は待っていた。トールキングが仮に交わしに来てもビクともしない
だけの自信があった。トールキングに一瞬並ばれても、佐原騎手に動揺の色は全く
なかった。3コーナーからは完全なマッチレースになったが、ここからクーヨシンが驚
異のスピードとパワーを発揮する。
ラスト1ハロンで力の差をまざまざ
クーヨシン独走!!佐原歓喜のガッツポーズ!!





 トールキングの追撃なんの!!もちろん佐原騎手は自信に満ちあふれていた。直線1ハロン、
岡崎騎手の野望を打ち砕くべく、ひと気合入れるとクーヨシンは寒風を一気に切り裂いて重
賞連覇、そして輝く2歳王の栄光ゴールをまっしぐらに駆け抜けた。これまでクーヨシンで見
せたこともないド派手なガッツポーズ。スタンドのファンにその存在感を強烈にアピールする
ガッッポーズはさわやかだった。まさにパーフェクトV、人馬一体となった独走4馬身のフィニ
ッシュにしびれた。
「スタートが決まった!!」佐原騎手


 前哨戦の前走はスタートで後手を踏み最悪のパータンを強いられたが、佐原騎手
は前走の敗戦をバネに自分自身を奮い立たせていた。前走の汚名を返上すべく、
スタートには細心の注意を心に命じ、全神経を集中させて絶好のスタートを切った。
ツキもあった。アグリノキセキが仮に五分のゲートだったなら、ある程度は競り込ま
れていたか。勝利の女神はクーヨシンに味方した。そして佐原騎手もパーフェクトな
逃走劇でクーヨシンを2歳王へと導いた。とにかく会心のV獲りだった。
トールキング完敗!!終始無言の岡崎


 完膚なきまでの敗北。レース後、岡崎騎手に言葉はなかった。昨日4勝という固め勝ち
を演じて3000勝へあと「10」と迫ったマジシャンもクーヨシンの前にはどうすることもでき
なかった。向正からは自分で動いて見せ場を作ったが、あくまで見せ場だけだった。力の
差はあまりにも歴然だった。
「精神的に落ち着けば…」嬉オブリラブ


 絶好位からクーヨシン逆襲へいちるの望みを賭けたオブリラブの挑戦もむなしい
ばかりだった。「まだ馬がイライラしすぎている。馬が落ち着いて精神的に大人に
なれば…」と言葉少なの嬉騎手。それでも素早く好位に構えて3着入線を果たし、
今後へ一応のメドをつけたのはオブリラブにとって収穫だったといえるか…。
次なるターゲットは1月15日のクイーンカップ
(福山牝馬特別トライアル)




 レース後、喜びを分かち合う佐原騎手、藤井美幸きゅう務員、そして那俄性哲也調
教師。クーヨシンが一体となって勝ち取った勝利だ。



 もはや敵はいない。アラブの母ラピッドリーランの血を譲り受けた炎のランナー、
熱き血の傑作クーヨシンは来たる2012年、瀬戸内にアラブの仔としてドラマを
演出してくれるはずだ。韓国語でクーは駆ける、そしてヨシンは女神を意味する。
時を駆ける少女が福山の代表ランナーとして全国で大暴れする日を多くのファン
が静かに見守っている。クーヨシンの未来は限りなく…。
野田騎手が福山へ一時帰国
火曜日に再び韓国へ出発



 今週は韓国ソウル競馬場がクリスマスホリデーで開催がなく、野田騎手が一時帰国
できょうの7レース終了後にインターネットライヴに特別出演。私は水曜日にきゅう舎を
顔を合わせていたが、元気そうでなにより。韓国語がかなりうまくなっている野田騎手。
5月までの騎乗延長が決まり、私も5月には再び韓国へ足を運びたくなった。韓国は素
晴らしい。オダリラミヨンのカップラーメン、もう一度食べたい。今度行くときは騎乗停止に
なっていないよう、神様にお願いするつもりだ。