1/29   9R    サラA1・A2    1800     曇り・良

カゼノコウテイ 448 −2 畑中 信司 1.57.9 人気2
シルクプレスト 507 +3 山田 祥雄 1馬身半 人気3
  ユーガットテースト 486 −2 黒川 知弘 4馬身 人気7
ナリタチャレンジ 496 −7 三村 展久 クビ 人気1
× ストロングジョイス 454 +6 渡辺 博文 アタマ 人気4
  ファイトオングラス 463 −7 岡田 祥嗣 3馬身 人気8
  サクラシザーズ 492 −7 佐原 秀泰 2馬身 人気6
ビービーバイラ 420 −3 楢崎 功祐 1馬身 人気5
  コロネット     競走除外  

馬連 4−9 930 馬単 9−4 2040 3連単9−4−1 26040 
S 前  4 7 9 2 8 6 1 5
3 角  4 9 7 2 1 8 5 6
4 角  4 9−7 2 5 1 8 6
 

コロネット取り消しでシルクプレスト主導権
ナリタチャレンジはブービーからの追走




  尾張名古屋の音速貴公子キングスゾーンが5連覇を賭けて挑む「第22回マイル争覇」
がいよいよあすに迫った。そして9レースには2カ月半の沈黙を破ってアラブの不死鳥モナ
クカバキチが戦列へカムバック。全国のカバキチファンが見守る中、奇跡の申し子はどんな
ドラマを演じてくれるのだろうか。心がときめく、あす30日の福山競馬から目が離せない。
さて、メインはA1A2の混合戦だが、このレースで人気を集めると思われていたフレアリング
マリーがマイル争覇へ繰り上がり出走。園田のイイデケンシンがマイル争覇を急遽リタイアし
たからだ。フレアリングマリーが不在となり、主役をつとめるのは福山大賞典で勝ち損ねたナ
リタチャレンジだ。大賞典のうっ憤を一気に晴らすか、コロネットが取り消しになったこともあり、
シルクプレストがスタートから押して押して主導権。一旦はストロングジョイスが絡んで行った
が、1周目の4角からシルクプレストがマイペースに持ち込んでパターン。ファイトオングラス、
ビービーバイラ、そしてゲートをスムーズに出たカゼノコウテイが早々と中団キープ。これだけ
の位置が取れればかなりやれそうなムードだ。逆にナリタチャレンジは行き脚がつかず、ブー
ビーからの追走。追い込み馬にとって厳しい馬場だけに果たして人気に応えることができるの
か。
シルクプレストの逃げに迫るカゼノコウテイ
ストロングジョイスは3角から失速




   気分よく逃げるシルクプレストだったが、向正にさしかかると中団に構えていたカゼノ
コウテイが一気に2番手をキープしていたストロングジョイスの外を併走の形で急接近。
3角ではシルクプレストを完全に射程圏に入れ、猛然と襲いかかる。人気のナリタチャレ
ンジは大賞典の疲れでもあったのか、三村騎手が激しく手綱をしごいても動こうとはしな
い。この時点でシルクプレストには8馬身近いビハインド。思わずスタンドからタメ息が洩
れる。
逃げる山田祥雄!!外から迫る畑中信司
レースはプレスト、コウテイの
一騎打ち




 レースは完全にシルクプレスト、カゼノコウテイのマッチレースと化した。ラスト70bまで
はなんとか先頭を死守していたシルクプレストだが、すでに耐え抜くだけの体力は残され
ていなかった。ゴール50b手前ではシルクプレストの抵抗をあざ笑うかのように、カゼノコ
ウテイが抜け出し、福山での2勝目が目前と迫った。
福山で4勝目ゲットの畑中信司
ゲートを決めてカゼノコウテイで完璧騎乗




 絶好の大外枠を引き当てたこともあるが、カゼノコウテイは転入以来、最高のゲートでス
ムーズに中団マークから破壊力の違いをまざまざとみせつけた。1800のレコードホルダ
ーでもあるシルクプレストもカゼノコウテイの破壊力に脱帽するしかなかった。

「乗りやすく、パワーは一級品」絶賛の畑中
カゼノコウテイで重賞制覇も視野に…



  「前走よりもゲートがよかったし、位置が取れたのも大きい。レースは乗りやすくて楽だっ
た」と福山で4勝をマークした畑中騎手も満面の笑み。カゼノコウテイ、今後の課題は距離
がマイルになった場合だが、ゲートセンスのいい畑中騎手という名手を得て、2012年はオ
ープン戦線の主役として君臨する可能性もある。特に2250bの福山桜花賞が楽しみにな
ってきた。
2011最優秀きゅう務員の平光輔くん
きょう、担当馬が3戦3勝の快挙




  カゼノコウテイを担当する2011の最優秀きゅう務員に選出された平光輔きゅう務員
はきょう、1レースのクリールアジン、5レースのタケノマンボに続いて担当馬が3連勝。
「一日で自分の担当する馬が3連勝なんてビックリ。岡崎さん、畑中さんに感謝したい」
と思わずバンザイ。いま話題の平清盛の血を引く、異色の厩務員。さすがに勝負強い。
若きアーティストに大拍手だ。

カゼノコウテイに脱帽の山田祥雄
 


 
 コロネットの取り消しで逃げ切りのチャンスだったシルクプレストの山田騎手だが、ゲー
ト直後ストロングジョイスに一旦絡まれてリズムを崩されたのが痛かった。スタートから持
ったまま逃げてさえいればレースはどうなっていたか。惜しまれる一戦だ。
「馬体減が響いた…」ショックの那俄性師
どう体勢を立て直すかナリタチャレンジ

 
那俄性師はさすがにショックを隠せなかった。「馬そのものが細すぎた。やはり目に
見えない疲れがあったのか…」と肩を落とすしかなかった。ブービー追走につつ一杯の
レースパターンで4着はナリタチャレンジの実力からみてあまりにも不本意だった。馬体
をどこまで立て直すことができるか…。


◇きょうのレースハイライト◇


1レースのクリールアジンで中団から強襲


 いよいよ3000勝へカウントダウンに突入した岡崎準騎手が1レースのクリールアジン
で1勝を追加。ゲートに課題を残すクリールアジンにとっては最悪の1番枠だったが、馬
の気分を落ちさせ、スムーズなゲートで中団待機。3角から馬場の大外を豪快に突いて
ゴール寸前で金沢マキハタフォルテを強襲。通算勝利を2996勝と伸ばし、3000勝ま
であと「4」と迫った。早ければ来週にも福山から3000勝ジョッキー誕生の可能性が出
てきた。
宮平鷹史騎手「紹介セレモニー」
ジョッキー初の沖縄出身、期待の30歳


 
7レース終了後には「期間限定ジョッキー」として2月20日まで福山で手綱を取る
宮平鷹史志騎手の紹介セレモニーが行われ、表彰台には多くのファンが詰めかけ、
熱いエールが送られた。宮平騎手は昨年の12月に廃止となった荒尾競馬場に所属
し、今年でデビュー9年目を迎えるファイター。きょう、初めて福山で騎乗しましたが、
コーナーが急で乗り難しい競馬場という印象でした。1カ月間騎乗となりますが、少し
でもコースに慣れてファンの皆様の期待に添えるより、がんばりたいと思います。ご声
援、よろしくお願いします」と決意も新た。一戦入魂の精神力で1勝でも多く、勝利を積
み重ねてほしいものだ。



 
福山にもファンの多い宮平騎手。11レースのアルテローザではスタートから果敢な
逃げを打ち、終始見せ場たっぷり。ゴール前で失速したものの、気迫に満ちた騎乗が
実にさわやかだった。あすの騎乗は4レースのエバンパシフィックのみだが、パワーを
秘めるエバンパシフィックでどんな騎乗ぶりを魅せるか、大いに楽しみ。