これ以上は望めない舞台装置が整った。パドックでは相変わらずのカバキチ・フィバー
ぶり。大好きな夏場になって毛づやが映え、首をグッと下げ、いかにも走りたくて仕方ない
といったバイタリティーを全面に出し、地方競馬最多勝に臨むモナクカバキチ。果たして
カバキチは日本中のファンに感動を与えることができるのか…。



報道合戦もヒートアップ!!カバキチ絶好機到来で前走を上回るメディアが殺到



NHKの金行朋彦記者。昨年の8月からカバキチの報道を精力的に続けてきたが、
この6月に宇都宮へ栄転。これが最後の取材で必然的に力が入る。


2角から2番手進出!!スタンドが騒然
ファンの誰しもがカバキチVを確信したが…




今回もゲートの一完歩が甘かったカバキチだが、スタンド前から一気に加速して2コー
ナーからは逃げるハニーポケットの2番手というVポジション。この瞬間、スタンドの誰しも
がカバキチ快挙達成のシーンを脳裏に描いていたはずだ。先行して失速続きのハニー
ポケットならいつでも捕まえられる。私もそう信じて疑わなかったのだが…。



 2馬身差でハニーポケットを追うカバキチ。失速続きのハニーポケットだけに3角過ぎ
では一気に捕らえられると岡崎騎手も自信を持ったはずなのだが…。





 逃げまくるハニーポケット。砂補充のない脚抜き抜群の馬場を味方にスピードが衰えな
いハニーポケット。4角では決定的な差をつけられ、モナクカバキチの力走にもスタンド
からはタメ息が…。またしても痛恨の敗北。砂補充のない逃げ馬天国の馬場にしてやら
れた感の強いカバキチ。それでも根性はみせた。13歳アラブのあくなき挑戦はさらに続
く。







6/2  9R   B1(一)   1250    晴れ・良

  マルサンライナー 456 +1 岡田 祥嗣 1.22.0 人気8
ゲットワンダー 512 +1 佐原 秀泰 1馬身 人気1
グラスレジェンド 509 +1 渡辺 博文 2馬身 人気3
ユノピカソ 523  0 三村 展久 アタマ 人気4
ビクトリーロマン 436 −4 野田  誠 2馬身 人気2
  マルサンラヴィータ 430 −3 池田 敏樹 クビ 人気7
× スカイサーファー 485 −8 岡崎  準 2馬身 人気5
  ビクトリーヒマワリ 426 −6 山田 祥雄 8馬身 人気6

馬連 1−2 1790 馬単 2−1 6610  3連単2−1−8 46450
S 前  2 7 5 6 1 8 3 4
3 角  2 7 5 6 1 8 3 4
4 角  2 7 6 5 1 8 3 4

 
絶好枠からペース支配マルサンライナー
ゲットワンダーは最内枠から窮屈な流れ





 野田騎手が元気な姿で帰ってきた。野田騎手とは8月にソウルで楽しい食事をしたこと
がきのうのようにも思える。あれから9カ月、ソウルで培ったパワー騎乗に磨きをかけ、福山
で再スタートの野田騎手。ソウルのファミリーマートで売っていたオダリラミヨンのカップラー
メン、買って来てほしかったな…。でも10月にはプサン行きを予定している私、樋本デスク。
現地で大量に買い込み、日本へ送るつもりだ。きょうのメインは野田騎手も手綱を取る服部
ほたる祭り特別。心情的には野田くんに勝たせてやりたいところだが、やはりクラス的には
ゲットワンダーが不動の主役だ。
逃げ脚が冴える!マルサンライナー
1番人気のゲットワンダーは大苦戦



 超高速馬場で逃げ馬天国と化したコンディションだが、それにしても前走極端にバテ
込んだマルサンライナーが別人のスピードで快調に飛ばす。ユノピカソががっちり2番
手をキープし、ユノピカソからは4馬身近く離されてビクトリーロマン、マルサンラヴィー
タと続く展開。一本被りの人気ゲットワンダーはまだ画面に入ってこない。
どうにも止まらないマルサンライナー
3角からエンジンの掛かったゲットワンダー





 予想外に引き離されたゲットワンダーがようやくインを突いて先団にじわじわ接近。
それでも脚色が衰えないマルサンライナーとはあまりにも絶望的な差をつけられて
いる。直線でインを突いてさすがの脚を披露したものの、体勢が代わるほどの切れ
ではなかった。このままマルサンライナーに逃げ切りを許してしまうのか。
気分よく逃げたマルサンライナー快勝
苦杯2着!!ゲットワンダー僅かに及ばず



 逃げ馬の怖さを改めて思い知らされた。私はマルサンライナーに×予想を打っていた
が、まさかこれほどまでにいいペースで逃げられるとは…。しかもゲットワンダーを食う
など、全く想像もしていなかったのが本音。 馬を気分よく走らせてマルサンライナーを
Vへと導いた岡田騎手のテクニックはさすが。ただただ脱帽。
◇きょうのレースハイライト◇

7R 第14回荒スポブログカップ

地方競馬をこよなく愛する荒井夫妻に拍手



  回を重ねて実に14度目の冠レース。地方競馬ファンで「荒スポブログ」を知らない人は
ほとんどいないはず。それほど地方競馬をこよなく愛し、存続と活性化を切実に願う荒井
夫妻。「がんばろう!!地方競馬」を合言葉にこれからも冠レースに挑戦しつづける情熱的な
ふたりには頭が下がる思い。福山での14度目、高知のクロクモが1角から早々と先頭に
躍り出て荒スポブログカップに衝撃的な1ページを刻んだ。ファンの皆様「荒スポブログ」
をよろしく…。

ミスターピンク・内田利雄が3勝目ゲット
究極マジック!!アポロレイラで魅せた




 ピンクの勝負服も鮮やかに内田利雄アポロレイラが豪快に待った。スタートは後方から
3頭目。が、2角から馬場の外を一気に突いてミスターピンクの本領発揮だ。仕掛け、そし
て追い出しのタイミングがズバリと決まり、まさに戦慄のVゴールをさっそうと駆け抜けたミ
スターピンク。福山で3勝目ゲットだ。人気の岡崎ガルチデフィートは終始砂をモロに被
って闘争本能が欠如。地力で3着まで追い上げたが、内枠に課題を残した。