11月24、25日に東京競馬場で開催される「第26回ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の地方代表1名を決定する「スーパージョッキーズトライアル」は10月5日に大井で第ステージ、10月19日に佐賀で行われるが、今年からスーパージョッキーズトライアルへの出場権1名を賭けた「SJTワイルドカード」が21日、高知競馬場で行われ、福山の岡田祥嗣騎手が第1戦を快勝し、第2戦でも4着と奮闘し、地元の永森大智騎手に6ポイントの差をつけて総合優勝。見事、「スーパージョッキーズトライアル2012(10月5日・大井)への出場権をゲット。福山から2騎手の出場による「スーパジョッキーズトライアル2012」。朗報が待たれるところだ。






気難しそうな性格でブリンカーを装備。攻め馬では神経質な面をちらつかせていたが…

 姉が2008年にエリザベス女王杯を制したあのリトルアマポーラ。私は水曜の厩舎でG1馬の弟を
徹底取材。午前5時30分、渡辺厩舎に立ち寄るとスケルツァンドは攻め馬前の準備運動にスタンバイOK。さすがに迫力あふれる馬体でセンスをひしひしと感じる。攻め馬の写真は暗すぎて撮れなかったが、攻め馬終了後の写真はバッチリ。「攻め馬では不真面目な一面をみせるが、レースでは問題ないはず」と渡辺騎手。G1ホースを姉に持つスケルツァンドは本番でどれだけの実力を示すのか。

これが噂のスケルツァンドだ!!

パドックに姿を現したスケルツァンド。周囲を威圧する馬体センスのよさで迫力十分だ
瀬戸内デビューはホロ苦2着
スケルツァンドの次走に期待



 ムーンリットスカイが逃げてスケルツァンド(3番)が持ったまま2番手という流れを予測
していたが、スタートから渡辺騎手が気合を注入しても全く反応の鈍かったスケルツァン
ド。後方待機の競馬を余儀なくされ、向正では先行集団から10馬身近く離されるなど、
気難しい面がモロに…。それでも3コーナーからようやくエンジンが掛かり、三分三厘で
は馬場の大外からパワー全開。結果的にはオースマートに1馬身半の完敗だったが、
福山初戦は15`もの馬体増、カーブが急な小回りコースの戸惑い、さらには図太い神
経が顔をのぞかせての敗北。コース慣れが見込める次走は体も絞れてくるはずでG1馬
を姉に持つ良血は真価を発揮か。注目の逸材であることは確か。

(渡辺騎手) 不真面目な性格で十分な仕上げ方ができていなかったし、コーナーワーク
にも課題を残した。馬が太かったということもあり、次は大幅に変わる要素はある。能力が
高く、2走目の変化に期待したいところ。もちろんセンスも十二分だ。





福山5戦5勝!!とにかく強い!!ブレーヴキャンター

9/22  9R   B2  1250    良 

ブレーヴキャンター 562 +7 岡田 祥嗣 1.21.9 人気1
ハカタアレイオーン 500  0 池田 敏樹 1馬身半 人気3
× ヤングエイト 409 −4 遠藤 健太 2馬身半 人気4
メイショウセキトバ 508 +8 佐原 秀泰 半馬身 人気5
ジュライザセヴンス 451 −10 三村 展久 1馬身 人気2
  メイショウユウカ 445 −5 嬉  勝則 2馬身半 人気8
  サクラアドバンス 470  0 黒川 知弘 クビ 人気8
  フレアリングナイト 429 −1 藤本 三郎 8馬身 人気7
ビクトリーロマン 437 +3 渡辺 博文 2馬身 人気6

馬連 3−9 720 馬単9−3 1070  3連単 9−3−4 8280
S 前  7 9 5 4 3 1 6 8 2
3 角  7 9 4 3 5 1 6 8 2
4 角  7 9 4 3 1 2 6 8 5

夏負けもなんの!!ブレーヴキャンター大迫力
ジュライザセヴンスは走法に精彩欠き…




 メインは高知のワンツーが濃厚なメンバー構成。高知の格からいえばジュライザセヴン
スだが、ブレーヴキャンターは福山で4戦無傷。ただ今回のブレーウーキャンターは夏
負けの影響か、体つきがボッテリ。パドックでも周回を嫌がる素振りをみせるなど、出来
に関しては不満足。力でどこまで補えるかだが…。状態面が気になったブレーヴキャン
ターだが、いざレースではド迫力の走法でスタンド前では早々と3番手。2角にさしかか
ると一旦逃げたビクトリーロマンをメイショウセキトバが先頭に躍り出て、ブレーヴキャン
ターがそのメイショウセキトバを徹底マークの形。ブレーヴキャンターと人気を二分した
ジュライザセヴンスは馬体減りが影響したのか、6番手という意外な位置取り。脚取りに
も精彩がなく、完全にパンチ力に欠けた走りだ。


向正で早くも勝負あり!!ブレーヴ怒涛の走り
逃げるメイショウセキトバを徹底マーク




 1250巧者メイショウセキトバが打倒高知とはがりに逃げ込みを図るが、そうはさせじと
ブレーヴキャンターが勝負どころの三分三厘から体を合わしにかかる。まさにその走り
はパワフルそのもの。ブレーヴキャンターとは対照的に、ジュライザセヴンスは闘争本
能に欠けた走りで追走に手一杯だ。

スタンドもうなったブレーヴキャンターの強さ
中団から3角好位のハカタアレイオーン2着



 4角手前から一気にメイショウセキトバの逃げを捕らえ切った福山4戦4勝のブレーヴキ
ャンターは巨体を揺るがし、威風堂々の横綱相撲。中団から4角好位へ押し上げたハ
カタアレイオーンの追撃をあざ笑うかのような強靭パワーで福山5連勝を圧勝で飾った。
それにしてもきょうの状態であの凄みある勝ち方。ブレーヴキャンターの競走センス、潜
在能力は計り知れない。

パワー騎乗に脱帽!!岡田
10月5日・大井で魅せるか



 昨日の高知「ワイルドカード」でスーパージョッキーズトライアル2012の挑戦権を得た
岡田騎手が勢いそのままにブレーヴキャンターを気分よく走らせた。三村騎手とともに
10月5日、大井へ向かう岡田騎手。瀬戸内の司令塔としてどんなパフォーマンスを魅
せてくれるのか、興味は尽きない。




絶好大外枠から大器イワミノキズナV決着

9/22  10R   2歳    1250    良 

10 イワミノキズナ 456 −2 岡崎  準 1.22.5 人気1
メイライト 464 +14 池田 敏樹 1馬身半 人気2
ブレーヴエルザ 467 −1 嬉  勝則 6馬身 人気3
  マルサンリンカーン 437 +9 岡田 祥嗣 2馬身 人気6
サンデーライセンス 404 +1 佐原 秀泰 1馬身 人気4
× ヒメギクーダイリン 419 +2 山田 祥雄 4馬身 人気8
  マサタケローズ 473 +3 藤本 三郎 半馬身 人気9
  カンターオーラ 451 +1 渡辺 博文 2馬身半 人気5
  エースオブハーツ 433 −12 野田  誠 7馬身 人気10
  ゴールドライセンス 422 −2 三村 展久 3馬身 人気7

馬連 8−10 280 馬単 10−8 350 3連単 10−8−3 620
S 前  8 5 10 4 3 9 2 1 7 6
3 角  8 10 5 3 9 2 4 1 6 7
4 角  8 10−5 3 2 9 1 6 4−7

ゲートが決まったイワミノキズナ
さすがに速さ抜群のメイライト




 イワミノキズナは絶好の大外枠。ゲートに課題を残すタイプだけに、10頭立て10番枠
は絶対有利。いつもはスタートで後手をこ踏むが、さすがにこの枠だとゲートがスムー
ズだった。ダッシュを利かせてメイライトがハナを制したが、2角過ぎにはイワミノキズナ
が2馬身以内で早くも射程圏内。ブレーブエルザはその直後の3番手。2番手マークの
サンダーライセンスも虎視眈々とV争いをうかがっている。
向正からスパート開始イワミノキズナ
スピードで必死に耐えるメイライト




 3角からは楽にイワミノキズナがメイライトを捕らえそうな勢いだったが、さすがに
メイライトもしぶとい。きょうはプラス14`もの馬体増だったが、太目というよりもひ
と夏越して馬そのものがひと回り成長したという印象だ。ゲートをスムーズに出た
イワミノキズナにとっては思わぬ苦戦だったか。前2頭が後続を大きく引き離し、
完全なマッチレース。逃げるメイライト、追うイワミノキズナの攻防は2歳戦とは思
えないほどの大迫力だ。
最後は力でネジ伏せたイワミノキズナ




 ゴール前はかなり苦しんだが、イワミノキズナが最後はパワーでメイライトの逃げを
ネジ伏せた。終いのひと伸びはまさに2歳離れしたスケール。圧倒的な1番人気に
応えた岡崎騎手も苦しみながらのV奪取に満面の笑み。まだまだ幼さの残るイワミノ
キズナだが、ひと皮むけてくればカイロスを凌ぐ大物ランナーに成長しそうだ。
敗れてて強し!!未来の女帝候補だ
メイライトのスプリントは強烈の一語



 天才娘と謳われたムツミマーベラスの後継者になり得るスピードと破壊力を秘める
メイライト。敗れはしたが、イワミノキズナを相手に堂々の戦いを演じてみせた。 馬体
にも迫力があり、勝負強さも男勝り。 内容は負けて強しだった。