11/11  10R   3歳上・オープン  2250   不良 

サマースピード 477 +6 岡崎  準 2.30.8 人気2
× ウーシエンダー 500 +5 山田 祥雄 1馬身半 人気4
ダイワシークレット 458 −8 黒川 知弘 ハナ 人気1
  ストロングジョイス 468 +6 渡辺 博文 6馬身 人気8
シルクプレスト 505 +1 野田  誠 3馬身 人気5
  ロッキーダイヤ 479 −8 三村 展久 大差 人気9
  モエレパーフェクト 518 +1 池田 敏樹 大差 人気7
クラマテング 516 +10 嬉  勝則 大差 人気3
10   マルサンライナー 475 +4 岡田 祥嗣 4馬身 人気6
  リワードシオン 457 −2   競走除外 人気

馬連  馬単  3連単 
S 前 10 7 3 6 2 1 8 9 5
3 角 7 6 2 5 3 9 8 10 1
4 角 6 2 5 7 9−8−3 1 10

黒川ダイワシークレットは折り合いに専念
早々と4番手キープのサマースピード


 今月25日にプサン行きを予定して私、樋本デスクだが、急遽12月1日に変更を余儀な
くされた。プサンに国際電話で楢崎騎手に問い合わせてみたところ、12月2日はプサン
競馬開催と聞いてひと安心。その楢崎騎手だが、きょう1勝を加えて通算40勝。キムチ
とチヂミで絶好調の楢崎騎手。12月2日は楢崎功祐が勝つシーンをカメラにバッチリと
収めたい。さて、いよいよ秋の大一番、福山菊花賞。笠松のグランプリ争覇に推薦され、
挑戦の意向もあったダイワシークレットだが、笠松は回避して菊花賞に全力投球。別次
元のパワーで菊戴冠なるか、長期政権への第一歩を踏み出しそうだ。死角があるとす
れば長丁場の対応力だけだろう。そのダイワシークレット、ゲートで立ち遅れたこともある
が、黒川騎手が折り合いに専念する乗り方。それにしても後方から3番手という位置取
りは意外だった。一旦はモエレパーフェクトが逃げを打ったが、2角からはマルサンライナ
ーが先頭に躍り出てペースを作る。クラマテングが3番手、その内にサマースピードの岡
崎騎手が持ち切れないといった手ごたえで絶好位をキープ。福山の2250は毎回超スロー
の流れに落ち着くがこの一戦ばかりはペースが忙しくなりそう。ダイワシークレットが7
番手という予期せぬ展開に波乱の匂いが…。


2周目S前からダイワシークレットが勝負に…
岡崎サマースピードは手ごたえ抜群



 折り合いに専念していたダイワシークレットの黒川騎手だが、2周目のスタンド前から
徐々にピッチを上げて勝負に出る構え。サマースピードの動きを警戒しながら、黒川騎手
が虎視眈々だ。どこでスパートを賭けるのか、スタンドは異常なまでの静けさに包まれて
いた。果たして長丁場の壁を突き破ることはできるのか…。
いよいよ動き出したダイワシークレット
先頭に立ったシルクプレストを追う黒川知弘




 マルサンライナーの逃げも2周目向正まで。ここぞとばかりシルクプレストが先頭に立ち、
後続を引き離しにかかったその瞬間、スタンドが「ウォー!!」と大きくどよめいた。ダイワシー
クレットの黒川騎手は押さえ込んでいた手綱を放し、1頭だけ違う脚色で先頭に躍り出た
シルクプレストにターゲットを絞ってパワー全開だ。クラマテングはこの時点でつつ一杯で
菊3連覇の夢は無残にも打ち砕かれていた。岡崎騎手はダイワシークレットがいち早く動
いても動じることはなかった。並みの騎手ならダイワシークレットが仕掛けると同時にスパ
ートを開始するが、さすが3000勝ジョッキーは馬の手ごたえと相談してレースを完全に
読み切っていた。まだまだ持ったままの岡崎サマースピードはここからどんなドラマを演じ
てくれるのか…。
4角先頭ダイワシークレットだったが…
外からサマースピードが猛烈な脚で強襲




 2周目向正で先頭に躍り出たシルクプレストを力でネジ伏せにかかったダイワシーク
レット。4角先頭に躍り出て菊の栄光ゴールをめざすが、勝負どころでシルクプレスト相
手に持てるパワーを使い果たした感が…。すでに黒川騎手の手綱には余裕がなく、そ
んなダイワシークレットとは対照的に岡崎騎手のサマースピードは仕掛けのタイミング
をワンテンポ遅らせたことでスタミナがしっかりと残っていた。必死に抵抗するダイワシ
ークレットの黒川騎手をあざ笑うかのように、岡崎騎手はラスト100bでサマースピー
ドの破壊力を爆発させた。しんがり待機から矢のように迫ったウーシエンダーは直線馬
場の大外から凄い脚。それでもサマースピードを脅かすことは夢物語に終わった。
魅せた岡崎劇場!!サマースピード鬼脚戴冠
3000勝ジョッキーがガッツポーズで乱舞


 フィニッシュは鳥肌の立つ壮絶な破壊力だった。福山で3戦無敵のダイワシークレット
も桜花賞馬サマースピードの鬼脚に脱帽するしかなかった。一本被りの人気で絶対負
けられないランナーの宿命に泣いた感のあるダイワシークレット。ゴール寸前ではウー
シエンダーの強襲にも合い、痛恨の3着という最悪の結末に…。スタンドにサマースピ
ードの強さを誇示する岡崎準。Vゴールの瞬間、思わずガッツポーズが飛び出した。
長丁場で桜花賞馬サマースピード完全復活
お次は福山大賞典(1月3日)ゲットだ



 会心の菊獲りへ表情も緩む3000勝ジョッキー、岡崎準。テン乗りのサマースピードを
巧みに捌き、勝利へと導いた。「直線でもしっかりと手ごたえが残っていたし、ダイワシー
クレットを交わす自信はあった。馬の力を信じていた」と52歳のエンドレスファイターは満
面の笑顔。今夜は何升、焼酎を飲んでも許される。ただ最近、めっきり弱くなったと嘆い
ていた岡崎騎手。全盛時は焼酎2升は朝飯前だったが、おそらく今夜は1升どまりか。
いい酒飲んでゆっくり休養してほしいものだ。



     ■2歳戦のレース結果(11月11日)

 イワミノキズナさすがの横綱相撲を披露
 立ち遅れながら破壊力の違いで一気決着


11/11  1R   2歳  1250    不良 

イワミノキズナ 459 +3 岡崎  純 1.21.5 人気1
ホクセースパート 461 +6 野田  誠 2馬身 人気3
メイライト 460 +4 池田 敏樹 1馬身半 人気2
  ヒメギクーダイリン 394 +4 渡辺 博文 7馬身 人気9
× ロゼビアン 428 +2 嬉  勝則 3馬身 人気4
  ウォータージョイナー 408 +6 周藤 直樹 6馬身 人気8
  ブイアールラッキー 436  0 松井 伸也 クビ 人気6
エメラルマズル 474 +18 黒川 知弘 3馬身 人気7
  エースオブハーツ 431  0 佐原 秀泰 大差 人気5

馬連 4−6 1140 馬単 4−6 1340 3連単 4−6−2 2190
S 前 2 5 6 3 4 8 9 7 1
3 角 2 4 6 5−3 7 9 1 8
4 角 4 2 6−3 5 1 7 8 9



 福山2歳優駿のうっ憤を一気に晴らす豪快な勝ち名乗り。岡崎イワミノキズナがゲートで
後手を踏みながら、向正から馬場の大外を突き、3角でメイライトの逃げを軽々と捕らえて
有無をいわせぬ横綱相撲。2歳牝馬の快速メイライトもイワミノキズナの前に全くお手上げ
状態。ペースを乱されたメイライトは直線失速でホクセースパートに差し込まれ、痛恨の3
着。「相変わらずゲートを出ないが、道中は楽だった。それでもスタートから押っつけどおし
の忙しい競馬はイワミノキズナに合わない。マイルになればかなり楽だが…」と岡崎騎手
のコメントだったが、距離が延びればカイロスの連勝記録に待ったをかけるのはイワミノキ
ズナしかいない。カイロスがヤングチャンピオンを捨てて、29日の兵庫ジュニアグランプリ
に挑戦。来月16日のヤングチャンピオン戴冠へ大きく前進した。





11/11  1R   2歳  1600    不良 

10  シキセイセイ 471 −6 三村 展久 1.46.4 人気1
  ブレウーエルザ 478 +18 嬉  勝則 ハナ 人気6
フレアリングレーヌ 408 −11 渡辺 博文 クビ 人気2
スペシャルファイト 482 −11 岡崎  準 2馬身半 人気5
リョウマチーター 475 −8 池田 敏樹 1馬身半 人気3
× スリリングメモリー 528  0 山田 祥雄 2馬身 人気4
  サンデーライセンス 489 +9 佐原 秀泰 4/3 人気7
  カンタオーラ 448 +5 岡田 祥嗣 アタマ 人気8
  エフキュースター 433 −5 藤本 三郎 大差 人気10
  ムツミマイネル 496 計不 周藤 直樹 大差 人気9

馬連 4−10 930 馬単 10−4 1130 3連単 10−4−1 4480
S 前 6 10 4 8 5 7 2 3 1 9
3 角 6 10 4 5 8 7 1 2−3 9
4 角 6 10 4 1 5 7 8 2 −9−3

逃げまくる覚悟のリョウマチーター
1番人気シキセイセイは絶好2番手



 ゲート直後の二の脚が一枚違ったリョウマチーター。速さを利してレースを支配するが、
待機の呼び声が高いシキセイセイが何のロスなく、2番手をキープ。直後にブレーヴエル
ザが続き、前3頭からは大きく引き離されてサンデーライセンス、スペシャルファイトと続く
流れだ。2角からリョウマチーターのスピードが勢いを増し、シキセイセイが徹底マーク。
ブレーヴエルザも前から2馬身遅れと射程圏内だ。
3角から嬉ブレーヴエルザ猛烈スパート
受けて立つシキセイセイの三村展久



 3コーナー手前から 嬉のブレーヴエルザがいち早く動き出し、ブレーヴエルザが動きと
同時に三村のシキセイセイも迷いなくスパートを決めつける。これではさすがのリョウマチ
ーターも息が抜けず、4角手前でたまらず白旗を揚げるしかなかった。前3頭からは8馬
身引き離されてフレアリングレーヌが凄まじい脚で迫ってくるが、絶望的なビハインドだ。
苦しみながらもシキセイセイ堂々V獲り
結果「銀」もブレーヴエルザに無限の将来性




 レースは完全にシキセイセイ、ブレーヴエルザのマッチレースと化した。インで必死に
食い下がるシキセイセイに、ブレーヴエルザの嬉騎手が死に物狂いの激しい手綱で迫
ってくる。そして直線半ばからフレアリングレーヌが驚愕の切れで前2頭を脅かす。ゴー
ルでは3頭が横一線となり、凄まじいデッドヒートだ。が、最後にはシキセイセイが笑っ
た。一旦はブレーヴエルザに交わされる勢いだったが、ゴール寸前のひと伸びでブレー
ヴエルザ、嬉勝則の野望を三村展久が打ち砕いた。フレアリングレーヌは結果3着で
もスタートから内々にモタれながら、ラスト3ハロンでは2歳馬離れしたカミソリの切れで
資質の高さを示した。シキセイセイは苦しみながらも、 そのスピード、パワーを強烈に
印象づけた。次なるターゲットはヤングチャンピオン(12月16日)だ。